PIRELLI・P ZERO C 205/50R15 86W 357 (フロント)
車両:3号車
ホイール:WORK・EWING RSZ 15-7.0 0FF35
ホイール込み重量:15.8kg
単体重量:9.0kg
左フロント用。右がアウト側。
ツンツルテンで新品のパターンは何が何だかさっぱりだが、キレイに減っている。
ノコギリの歯の様に減っているのがお分かりでしょうか?
これだけツルツルだとスクラブオフセット値も測りやすい。ポジ側約18mm。純正のオフセットは45mmなので、ポジ側約8mmとなる。タイア外径はほぼ同じなので、この数値をそのまま信用してもいいだろう。
これが本来のパターン。
P ZERO ではなく、あくまで P ZERO C。
タイアといってもメーカーによって考え方が違っていて結構面白い。スポーツタイアで大事なのは「情報量」ではないかと私は考えている。グリップしているのか、スライドしているのかをドライバーに伝えないことには危険極まりない。
ピレリはその事を随分と分かっているようで、運転していて楽しい。個人的にお気に入りのメーカーなので、トップバッターでの登場となった。
だからといってこれはセミレーシングタイアだし、いくら楽しくてもタイムが出なくては意味が無い。そういった基準で判断すると・・・
イマイチですね(--;
タイムではBS・RE711より0.5〜1秒のアップに留まる。間瀬に行った時にたまたまポルシェがこのタイアを履いていたのでオーナー氏に伺ったところ、
「遅いよ。構造は20年前のらしいし。でも、これしかサイズが無いから。」
えー、その基本構造って、P7(!!)かしら。。。
前後方向のグリップが相対的に強いので、摩擦円は縦に長くなる。横方向はRE711並。調子に乗って進入スピードを上げると簡単にズルズル滑るので拍子抜けする。それでも滑り出しは奥やかで突然「ズルッ」といく事もなく、コントロールは楽。やはり後輪駆動向けか?立ち上がりでスライドするも、前へ前へと出してくれる。ノーマルラジアル+サーキットではブロック飛びが気になるし・・・それを考えると、開発の狙いどうり、ポルシェにはぴったりかも。
次の問題がホイール。相手がセミレーシングタイアなのでリム幅は7インチと、手持ちのホイールの中では最大のものと合わせたが、これが重い!!16インチではないか?と思うほどだ。シケイン通過時にバタバタと暴れているのが分かる。格安で入手したので文句は言えない。地面に接地して初めてタイアの性能が発揮できることを痛感したのは収穫といえば収穫だ。
画像について。新品なんか見たって、面白くも何ともないでしょ^^。なので、使い込んだものを中心にアップしていきます。