DC2 インテグラ 実験車両3号

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車検時の極めて重要な検査項目であるフロント・トーだが、スポーツ走行時にもこれほど大きな影響を及ぼすとは思わなかったのでご紹介したい。

3号車は微小舵角の応答性が悪い代わりに大舵角時のアンダーステアは少なく、今まで間瀬サーキットの最終コーナーに於いては、ノーマルラジアルを履いているのに関わらずあまりスキール音が出ない状態でクリアしていた。私は過去にEF9シビック(以下、2号車と略す)でも間瀬を走ったが、微小舵角時のレスポンスは2号車の方が遥かに良く、とにかくキビキビと走ってくれていた。

相手のインを突くうえでもレスポンスは良い方が有り難いし、何といっても運転が楽しい!車重の違いこそあれ、何とかならんのか?と今まで考えてきた。

ダメもとでフロントのトーをイン側に振ってみる。すると・・・2号車程では無いにせよ、素晴らしいレスポンスを得る事に成功したのだ!!コーナー進入時、ラインの自由度が上がるのでこれまで以上にオーバーテイクが楽しくなる。コーナリング中もしっかり反応してくれるので、例えば7番ポスト前コーナー〜2ヘアピンに掛けて2号車なみのアタック(嫌がらせともいう)も復活!常連の皆様、これからもどうぞ宜しく。

何かを得た代わりに何かを失うのはこの世の常。大舵角時のアンダーステアがはっきりと強くなり、最終コーナーでは盛大なスキール音も復活!やりすぎには注意しましょう。。。あくまでも車検の範囲内ということで。

フロント・トーの調整